道央道旭川鷹栖IC出口付近で事故多発
不慣れ、減速不十分が原因か!?

 道央道旭川鷹栖―和寒間が十月四日、開通したが、同区間の延長にともない旭川鷹栖IC料金所の手前に新たに設けられたランプ形式(高速道路本線からの出入口に設けられる進入路)の進入路で事故が多発している。九月二十二日には大型トレーラーが路外に逸脱横転、運転手が死亡するという事故も発生しており、道警などは注意を呼びかけている。

二ヵ月間で八件の事故

 事故が多発している現場は、旭川鷹栖料金所の手前約六五〇メートル付近。道央道旭川鷹栖―和寒間の開通にともない旭川鷹栖ICに新設された本線から料金所に向かうランプ上である。

 日本道路公団北海道支社旭川管理事務所によると、このランプは七月末から供用を開始。供用開始後、約二ヵ月が経っているが、この間に何と八件もの事故が発生、九月二十二日には大型トレーラーが路外に逸脱横転、運転していた男性が死亡するという事故も起きている。ランプ形式に切り替わる七月以前、料金所付近での事故はほとんどなかっただけに、二ヵ月の間に八件の事故が起きていることは異常事態だ。

 現場の状況をもう少し詳しく説明しよう。

 札幌方面から旭川方面へ向かう場合、これまでは常磐トンネル、江丹別トンネル、そして嵐山トンネルという三つの長いトンネルを抜け、オサラッペ川を渡ると本線は大きく右にカーブしながら旭川鷹栖料金所まで直接つながっていた。

 それが、旭川鷹栖―和寒間までの延長にともない、旭川鷹栖ICにランプ形式の出口が設けられた。このランプは、オサラッペ川を渡ってすぐ、左へカーブしていくもので、左へカーブしながら、今度は大きく右へカーブを描きながら、道央道本線を跨(また)ぎ料金所へ進入していくというものだ。

スピード感覚マヒ

 実はこのランプに危険が潜んでいる。

 深川―旭川鷹栖間は七〇キロに規制されているが、現状は一〇〇キロ近くのスピードで運転、料金所付近になってようやく減速するというドライバーがほとんどだ。新設されたランプの制限速度は四〇キロに規制されてはいるが、ここまで減速するドライバーは、おそらく少ないだろう。

 しかし、ランプのカーブを安全に通行するには、進入時に十分減速をしなければならないことは、走行してみると良く分かる。

 ランプのカーブは遠くからだと緩やかに見えるかも知れないが、実際クルマを走らせて見ると思っていたよりも急なカーブであることに気づく。スピードが出過ぎていると安全に曲がり切れないのだ。

 ましてや、札幌方面から一〇〇キロ近いスピードで走行してきたドライバーはスピード感覚がマヒしている。十分減速しているつもりでも、実際は四〇キロ以上にスピードは出ているものである。

 いずれの事故も、こうしたドライバーのスピード感覚のずれから、カーブを曲がり切れず、ガードレールに衝突したり、路外に転落したものと思われ、また、従来とは料金所への進入方法が変わったことをドライバーが知らず、直前になって戸惑ったのではないかとも考えられている。

 日本道路公団北海道支社旭川管理事務所では、ランプ手前から減速を促す看板や矢印で誘導するなど、事故防止策を施すとともに、道警本部広報課では「これからは、積雪や凍結で路面が滑りやすくなるので十分気をつけて欲しい」とドライバーに注意を呼びかけている。