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6月4日付け読売新聞道北版に、辛口のコラムが掲載されていた。タイトルは『観光都市への道のり遠く』で、4月に開かれた日本消化器学会に参加した医師らへのアンケート結果をもとにしたものである。
コラムでは、「観光情報が少なく、どこへ行ったらよいのかわからなかった」「観光スポットがラーメン村ぐらいで少ない」「宿泊したホテルのタバコ臭さが不快だった」「いつもは4500円で利用できる部屋なのに8500円とられた」「宿泊料金に比べてホテルがあまりにも不便でサービスが悪かった」などの手厳しい意見を紹介。「『観光都市』はかけ声だけと思わざるを得ない。地元に住む人間として悲しい」と、旭川市や観光協会の取り組み姿勢に疑問を投げかけている。
4月24日〜26日までの3日間、市民文化会館などを会場に開かれた同学会には約4300人が出席した。アンケートは、最終日26日に行われたもので、380枚の用紙が配布されうち221枚が回収されている。回収率は58・2%であった。
アンケート結果を私も見せてもらったが、ホテルに対する厳しい意見には少々、驚かされた。何か、誤解やトラブルがあったのではないかとも思ったが、学会に出席する医師たちは全国を歩き数多くのホテルを利用している。それだけに施設やサービスの質に敏感で、厳しい意見が出たということなのだろう。「市内のホテルはリストラでスタッフが減りサービスが落ちている」との声もあるが、いずれにしてもこのまま放置しておける問題ではない。
旭川市ではこの後、1万人規模の全国高校PTA連合会全国大会、8000人規模の日本青年会議所全国会員大会などが予定されている。不況下で地場産業が振るわない経済情勢下では、イベントを誘致開催し観光産業を盛り上げていくことは一段と重要性を増している。ホテル・旅館業界は早急に実態を調査し、事実ならすぐに改善策を打ち出す必要があるだろう。
ただうれしいことに、今回のアンケートでは旭川に対し好意的な意見、高く評価する声も数多く寄せられている。「旭川市民は親切」「街は清楚」「道路が広く自然環境が素晴らしい」「ゴミが落ちていない」「物価が安い」「ラーメンがおいしい」「優佳良織工芸館が素晴らしい」などなどあげればきりがないほどである。
そして何より心強いのは、旭川を再び訪れたいですかとの設問に221人中205人もの人が「また訪れたい」と答えているのである。
今月29日にJR旭川駅舎内に『観光情報センター』がオープンする。観光客がここに来れば、旭川だけでなく道北一帯の観光情報をパソコン画面で得られるシステムを整備。観光ポスターやパンフレットも常備するという。道北の特産品を一堂に集めた物産館的な機能は予算の関係で見送られたが、現在買物公園にある観光案内所よりもかなり充実したものとなる予定だ。
必ずしも満足のいくものではないかもしれないが、誕生する観光情報センターに期待したい。そしてセンター誕生を機に、長年の課題であるバスターミナル構想を再考してもらいたいと思う。観光振興を街の重要な施策と位置づけるなら、やはり旭川駅周辺にバスターミナルは必要である。物産館的な機能も、中心街にある空き地や空きビルを活用して実現したら良いと思う。
訪れた人だれもが「旭川は素晴らしい。また来たい」と思える観光都市を目指してもらいたいものだ。
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