東川町農協の架空取引不正事件に関与したとして同農協を解雇された元営農部長の村瀬慎治氏が争っている裁判の最終弁論が昨年暮れの12月20日、旭川地方裁判所で行われた。農協が村瀬氏を3億円の損害賠償請求で提訴してから4年半という長い歳月。この間いったい何が明らかになったのか。村瀬氏側の代理人弁護士・市川守弘氏は42ページにも及ぶ陳述書で、村瀬氏に対する農協の不当性を主張した。ここでは市川弁護士の弁論要旨を取り上げ、長期に及んだ訴訟内容を整理してみる。判決は3月下旬になる見込み。
雑誌記者という仕事をしていると、他人の私生活や経験に足を踏み入れる場面がある。記者以上に、奥まで踏み込んでいく仕事が「私立探偵」。浮気、借金、家出……。顧客からの依頼に応じて、本来なら他人には知られたくない個人の行動を調査し、しばしばドラマチックな現場に立ち会う。ある時はクールに、ある時は熱くなりながら「マル秘」(調査対象者の意)を追い続ける男が「探偵稼業」の知られざる一面を語った。