BOOKS[メガで立ち読みナナメ読み](協力/ブックセンター冨貴堂MEGA)【2008年掲載】

BOOKS [メガで立ち読みナナメ読み]

【2008年掲載】 協力/ブックセンター冨貴堂MEGA

都市伝説 ラーメン ブラック会社 表紙

ハローバイバイ関暁夫の都市伝説2

関暁夫/竹書房

夜中にラーメンを食べても太らない技術

伊達友美/扶桑社新書

ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない

黒井勇人/新潮社

最近、ニュース等で食品偽装問題が取りざたされています。しかもその内容たるや耳を疑いたくなるものも少なくありません。そこで今回は「思わず『まさか』と言いたくなる本」です。まずは『ハローバイバイ関暁夫の都市伝説2』(関暁夫/竹書房)―「巨大クリオネがいた(写真つき)」、「お札に隠された秘密」等といった都市伝説の数々は「まさか」の連続。ただし「信じるか信じないかはあなた次第」。次は『夜中にラーメンを食べても太らない技術』(伊達友美/扶桑社新書)―飲み会後、ラーメンでシメたくなる男性必見。実践的でわかりやすいダイエット法は「まさか」を「なるほど」に変えます。そして最後は『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』(黒井勇人/新潮社)―第二の「電車男」とも言える2ちゃんねる発信の本書。ありえない劣悪条件の会社に就職してしまった著者を待ち受ける運命は…?以上書店員が選んだ3冊でした。


のんびり山陰本線で行こう,ごはんの旅人,すすれ!麺の甲子園

三国志男

さくら剛/サンクチュアリ出版

砂漠で見つけた夢

内田真弓/KKベストセラーズ

インドへ馬鹿がやって来た

山松ゆうきち/日本文芸社

最近、血液型本(占いとは違う)がブームです。かくいう私も自分の血液型、A型本を読んで「そうそうA型ってね〜」と肯いていたりします。そこで今回はA型の私も憧れる『思いつきでも意外となんとかなるかもと思わせてくれる行動力溢れる本』です。まずは『三国志男』(さくら剛/サンクチュアリ出版)−三国志好きの著者は遺跡本を読み、自分の目で確かめるべく遺跡めぐりの旅に出ます。中国語がわからない著者のドタバタ紀行は、まるで「ピン芸人一人旅」のような面白さです。次は『砂漠で見つけた夢』(内田真弓/KKベストセラーズ)−CAだった著者は会社の一員としてよりも「内田真弓」としてやっていくことを選び、海外へ旅立ち、そこでアボリジニアートとの出合いを果たします。アボリジニアートディレクターである著者の勇気をくれる1冊。そして最後は『インドへ馬鹿がやって来た』(山松ゆうきち/日本文芸社)−56歳の漫画家である著者は「インドで日本の漫画を翻訳出版したら売れるに違いない」と思い立ち、言葉も何もわからないインド行きを決意する。あまりの無謀さゆえに笑える、海外起業ノンフィクションコミックエッセイ。果たして彼の地で漫画は売れるのか!?以上、書店員が選んだ3冊でした。


のんびり山陰本線で行こう,ごはんの旅人,すすれ!麺の甲子園

のんびり山陰本線で行こう!

野村正樹/東洋経済

ごはんの旅人

向笠千恵子/JTBパブリッシング

すすれ! 麺の甲子園

椎名誠/新潮社

ゴールデンウィークも終わりました。旅行に行ってリフレッシュできた人、かえって疲れた人、結局どこにも行かなかった人、様々かと思います。そこで今回は旅した人もしなかった人も体力いらず「旅した気分になれる本」です。まずは『のんびり山陰本線で行こう!』(野村正樹/東洋経済)―山陰本線を会社員人生になぞらえた鉄道旅行エッセイ。スローな旅と語りは鉄道好きならずとも毎日の忙しさから癒してくれるかも。次は『ごはんの旅人』(向笠千恵子/JTBパブリッシング)―旅において「食」は大事な要素。著者は全国を旅して食の職人を訪ねる「ごはんの旅人」。安心で美味しい「隠れブランド」とも言える日本のスローフードを紹介してくれます。そして最後は『すすれ!麺の甲子園』(椎名誠/新潮社)―あのシーナさんが33都道府県を巡り、160麺をすすり倒す熱い麺紀行。もちろん旭川も載っています。以上、書店員が選んだ3冊でした。


『いいかげん』,精神科医,ひとりでは生き

『いいかげん』のすすめ

ひろさちや/PHP研究所

精神科医ですがわりと人間が苦手です

香山リカ/大和書房

ひとりでは生きられないのも芸のうち

内田樹/文藝春秋

春。新生活のスタートする季節です。新生活に伴う新しい人間関係は、慣れるまで時として心を疲れさせるかもしれません。そこで今回は「心が少し楽になる本」です。まずは「『いいかげん』のすすめ」(ひろさちや/PHP研究所)−仏教に造詣の深い著者が、宗教的な見方、考え方で現代の「常識」を優しく揺さぶります。次は「精神科医ですがわりと人間が苦手です」(香山リカ/大和書房)−TVのコメンテーターとしても有名な精神科医の著者。意外にも人間が苦手な著者が、自分にもできるかもしれないと精神科医になって20年+α。そんな著書の回顧録です。特別コラム「はじめて精神科を受診する人へ」も収録。そして最後は「ひとりでは生きられないのも芸のうち」(内田樹/文藝春秋)―文学部教授である著者のブログから、「少子化」「格差問題」等、最近の世相を反映する問題を選んで加筆修正したエッセイ集。以上、書店員が選んだ3冊でした。


「ニッポン社会」,KY式,ゲームばかり

「ニッポン社会」入門

コリン・ジョイス/生活人新書

KY式日本語

北原保雄/大修館書店

ゲームばかりしてなさい

浜村弘一/エンターブレイン

夜、送別会帰り風の集団を見かける季節になりました。すなわち、もうじき「新人」を迎える季節でもあります。お互いの「常識」の差に戸惑いを覚えるかもしれない春。ということで今月は「常識が揺らぐかもしれない本」を紹介します。まずは『「ニッポン社会」入門』(コリン・ジョイス/生活人新書)―14年間日本に暮らす英国人記者が見た、ユーモア溢れる「ニッポン」レポート。日本人には見えない日本が見えてくるかもしれません。次は『KY式日本語』(北原保雄/大修館書店)―最近よく聞く「KY(=空気読めない)」という表現。本書はこの他たくさんの略語(?)が、その付き合い方と共に紹介されています。最後は『ゲームばかりしてなさい』(浜村弘一/エンターブレイン)―つい子育ての弊害と見てしまいがちな「ゲーム」。本書では、その「ゲーム」を使い、いい親子関係を築いている著者の日記風コラム。以上、書店員が選んだ春の3冊でした。


『3つ星ガイド』をガイドする

『3つ星ガイド』をガイドする

山本益博/青春新書

美食のテクノロジー

辻芳樹/文藝春秋

美味礼讃

海老沢泰久/文春文庫

不安・不満がつのる事件が続発する今日この頃。人は美味しいものを食べると幸せな気分になる、ということで今月は読んで美味しい本を紹介します。まずは「『3つ星ガイド』をガイドする」(山本益博/青春新書)―辛口の料理評論家がベールに包まれた覆面調査員の正体、星をつかむ料理人の条件など「ミシュランガイド」の舞台裏を語り尽くします。「美食のテクノロジー」(辻芳樹/文藝春秋)―「ミシュラン」で星を獲得しているレストランに数多くの料理人を送出している辻調理師専門学校の校長である著者が、世界最高の美食の秘密をトップ・シェフの厨房から探る1冊。「美味礼讃」(海老沢泰久/文春文庫)。その父君である辻静雄の伝記小説。辻静雄は日本に本物のフランス料理を紹介した人。日本人にとって未知の世界だったフランス料理を、身をもって究めていく姿は壮絶そのもの。以上、料理の味には無頓着な本屋が選んだ料理の本3冊でした。


クルマの税は高すぎる

お金は銀行に預けるな

勝間和代/光文社 新書

生命保険の罠

後田亨/講談社+α 新書

年収崩壊

森永拓郎/角川SSC 新書

普通に生活する人にとって益々厳しくなることが予想される本年。そこで今何が起きていて、それが身近な生活にどんな影響が予想され、それに対応するにはどんな方法があるのかという本を紹介します。まずは『お金は銀行に預けるな』(勝間和代/光文社 新書)−損か得かは自分で判断せざるを得ないもの。自分の安心を買い、生活をよりよくするために必要な考え方とノウハウを分かりやすく解説。『生命保険の罠』(後田亨/講談社+α 新書)−保険の仕組みのイロハから、保険のプロ自身の加入の仕方を公開。保険業界のカラクリがわかる1冊。『年収崩壊』(森永拓郎/角川SSC 新書)−年収300万円時代といっていた時期から更に所得格差は拡大し、年収300万円も危うい時代をどう生き抜くのか。「モリタク流お金サバイバル術」を公開。お金を味方につける1冊。「本を読んで賢い生活」ということで、本年もご愛顧のほど宜しくお願いいたします。


クルマの税は高すぎる

クルマの税は高すぎる

著者/テリー伊藤 WAC/1,470円(税込)

今、話題となっているガソリン税ですが、自動車に関わる税金はこんなにもあると教えてくれる本。車は「買って税金、持って税金、走って税金、乗らなくても税金」というのが実情と怒る著者。実際に国の税収の中で、所得税の約半分に当たる9兆円弱が車に関わる税金。ガソリン税のほかに重量税など暫定税率として倍近い税金がかかっているものが、来年には期限切れとなる。それを巡る与野党の攻防が注目されているのだが、著者は「自動車を所有したり運転する人が、道路を建設したり維持する費用を負担する」のが自動車関連の税金のはず。「余るんなら税率を下げろ。下げないのならユーザーのために使うべき」と主張する。ましては「本来の目的外である一般財源化などはもってのほか」という意見には納得。車検制度といい自動車を維持するのに、これほどお金がかかるとは。国は自動車をでっかい貯金箱とでも思っているのではと勘ぐりたくなる。来年早々にもあるといわれる衆議院選挙。「税金」を中心に据えて与野党の考えに注目したいと思えた一冊。