施工時期を選ばないのも表面工法の強み。真冬の工事も、屋根のうち施工部分とその周囲だけを除雪するだけで可能になる。施工期間が1〜2日と短いのもうれしい。
屋根の長さや勾配などの条件により異なるが、一般的な住宅なら屋根の3分の1から4分の1に電熱ケーブルを敷設するだけで融雪できる。雪の重みで傷みやすい屋根のひさし部分だけ温めるという活用方法もある。
200V電源で新屋根融雪システムを使用すれば、電熱ケーブル表面の温度は真冬でも20〜30度と、融雪に十分な水準に達する。北海道電力の融雪用電力契約(ホットタイム)を利用することにより、電力料金も安く抑えることが可能だ。あるユーザーは総延長150メートルの電熱ケーブルを敷設したが、融雪用の電気料金は月9800円にとどまっているという。
毎年冬になると雪下ろし作業中の転落事故が多発する。雪の下敷きになる人も少なくない。死傷者の大半がお年寄りだ。スイッチ一つで雪庇やつららの心配を解消できる新屋根融雪システムがあれば、安心して冬を迎えられるはず。ひさしからせり出した雪を眺めながら「今日は雪下ろしをしようか、明日にしようか」と迷わなくて済む。
家を建てる前から、こんな屋根の形なら落雪に苦しめられるはずと予測できる人はいない。落雪にまつわる問題はいつでも予想外だ。「こんなはずじゃなかった」の解消に、柔軟な電熱ケーブルを用いた日本セプロの新融雪システムが威力を発揮する。