30度が選択の目安
屋根の斜面に、専用工具を使って電熱ケーブルを敷設。その上に積もった雪は、熱で融けて流れる。これが「露出型」と呼ばれる新屋根融雪システムの基本的なしくみ。
ところが、このしくみではうまく融雪できない屋根がある。傾斜が急な屋根では、屋根の上のほうから大量の雪が流れてきてしまい、融かしきることができないまま雪が落ちてしまうことがある。そのような状況で有効なのが「ストップ型」と呼ばれるもう一つの方法だ。ストップ型では屋根の先端に三角形の留め具が取り付けられ、そこで押しとどめられた雪を電熱ケーブルが効率よく融かしていく。
ただし、ストップ型が傾斜の緩い屋根に用いられた場合、屋根の上のほうからかかる雪の圧力が小さいため、電熱ケーブルの周囲に空洞ができやすい。熱が効率よく伝わらないから、融雪のスピードが落ちてしまう。状況によって異なるが、日本セプロでは屋根の傾斜30度を目安とし、それよりも急な屋根の場合にはストップ型を、緩やかな屋根の場合には露出型を推奨している。 高性能ケーブルが強み 注意したいのは、緩やかな屋根ならどんな電熱ケーブルでも露出型の屋根融雪システムを形成できるわけではないということ。緩やかな屋根では雪が下に向かって流れにくいために、強力な熱で雪を融かす必要があるのだ。その点、日本セプロが使用している高性能電熱ケーブルは、旭川のような厳寒の地でもユーザーを満足させるに十分な性能を発揮している。
このように、屋根融雪システムは2つのタイプに大別されるが、実際には屋根の面積や形状、家の立地条件、周囲の状況などに応じてフレキシブルにシステム構成が選択・設置される。屋根融雪を選ぶさいには、豊富な経験を持っていることはもちろん、雪と氷の特性を熟知して、状況にあった最適のシステムを構成できることを条件に施工業者を選びたい。
新屋根融雪システムはもちろん、雪にまつわるさまざまな相談は日本セプロまでお気軽に。 |